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差し歯や銀歯が取れた時

スタッフ目線でお伝えする、都島区の歯医者/ゆう歯科クリニックのクリニックブログです。

今回は、スタッフIが【差し歯や銀歯が取れた時の対処法】について書いてみたいと思います。

みなさんは、『あ!?差し歯(銀歯)が取れた!』という場面を経験したことありませんか?

取れた瞬間は『え!?どうしよう???』と焦ってしまいますよね。またそれが夜だったり、休日だったりすると余計に・・・です。

その『どうしよう???』の参考になればと思います。

「差し歯」「銀歯」が取れた時の対処法

まずは、次の3つをしましょう!

対処法1.

取れた差し歯や詰め物を再利用できる可能性があるので、捨てたりせずに保管してください

対処法2.

取れたまま食事をする際は、取れた部分で噛んだり・刺激を与えたりしないでください。できれば、取れた歯の側と反対側の側で食事をするようにしてください

対処法3.

できるかぎり早めに歯医者さんを受診してください

絶対にしないでほしいこと!

それは、取れた差し歯や詰め物を接着剤で止めることです!

中には、ご自身で応急処置的に差し歯を接着剤で付けようとされる方がいらっしゃいますが、これは後に困ったことになる可能性が高いです。

取れた差し歯や詰め物が再利用できなくなってしまったり、歯や歯の根っこに悪影響を及ぼすこともあります。

少しでも良い状態を保って(取れたそのままで)歯医者さんに診てもらうことが大切です。

さらに、差し歯や詰め物が取れた状態のままですと、歯や歯の根っこにヒビが入って歯を抜かないといけなくなったり、むし歯になりやすかったりしますので、早めの受診をおすすめします。

差し歯や詰め物が取れた時の治療法

歯と差し歯、詰め物に問題がなければ再装着します

差し歯や詰め物が取れてしまっても、取れた歯にも差し歯や詰め物にも問題がなかった場合は、再装着して治療終了となります。

これが一番良いパターンです。

このように簡単に治療終了となるためにも、取れたものを大切に保管し、取れた部分でものを噛んだり、刺激を与えずに、早めに受診してほしいです。

再装着が可能であれば、治療期間も治療費用も少なくすることができます。

そのまま再装着できず治療が必要な場合もあります

取れた差し歯や詰め物が欠けているなど破損していたり、「取れた歯や根っこがむし歯になっている」「歯周病で歯ぐきが下がり取れたものが合わなくなっている」などの場合は、そのまま再装着することはできず、治療が必要になります。

治療は再度根っこの治療が必要だったり、むし歯になっている部分を削ったり・・・と歯の状態によりますが、数回、通院していただくことになります。

治療はどの歯医者さんでもできます!

差し歯や詰め物の再接着・再治療は、もともと装着した歯医者さんと別の歯医者さんでも大丈夫です!

『差し歯、詰め物が取れた』と当院にご連絡をくださる場合、『別の歯医者さんで入れた差し歯なのですが・・・』と気をつかわれる方がいらっしゃいますが、他の歯医者さんで入れた差し歯の再装着、再治療でも全然、大丈夫です!

また、忙しくてかかりつけの歯医者さんに行く時間がないという方も、早めに行ける歯医者さんでとりあえず仮装着してもらうこともおすすめします。

差し歯や詰め物が取れたまま時間が経ってしまうと、取れた歯が割れたり・欠けたり・むし歯が進行してしまったり、歯並びにも影響が出てきてしまいます。

当院では他の歯医者さんで入れた差し歯の再装着・再治療・仮装着を受け付けておりますので、ご不安・ご心配なくご連絡ください。

差し歯や詰め物が取れる原因

1.土台となる歯がむし歯や歯周病になっている

差し歯や詰め物をしていた土台の歯が、むし歯になってしまっていたり、割れてしまっている場合は、差し歯や詰め物が取れる可能性があります。

2.被せ物が劣化してしまっている

差し歯や詰め物は、時間の経過とともに劣化してしまいます。

保険診療の範囲でいれたものに比べ、自費診療でいれたセラミックなどの方が比較的その寿命は長いといわれていますが、かみ合わせが悪かったり、メンテナンスができていなかったりすると取れてしまうことがあります。

3.歯ぎしりや食いしばりをしている

寝ているときに無意識に行う「歯ぎり」や「噛み締め」は、自分の体重以上の負荷を歯に与えているといわれています。

そのため、被せ物が擦り切れるなどの破損を起こしたり、被せものと歯に隙間ができたりして取れてしまうことがあります。

最近では寝ているときだけでなく、パソコンやゲームなど、何かに集中しているときに無意識に歯ぎしりや噛み締めをしている方もいらっしゃいます。

4.噛み合わせがよくない

上下の歯の噛み合わせが良くないことで、噛んだ時の力の分散ができず、差し歯や詰め物に過剰な負荷をかけてしまうことがあります。

5.歯周病による歯ぐきの後退

歯周病が進行すると、歯ぐきが後退(下がる)して、これまで歯ぐきの中にあった歯が出てきてしまいます。

そうなると、被せ物と歯の間に段差ができてしまい、そこに歯垢(プラーク)がたまりやすい状態になります。

その歯垢が原因で、差し歯や詰め物のしたでむし歯になったり、歯周病が進むことで被せていたものが取れてしまいます。

差し歯や詰め物が取れる主な原因は、「むし歯」と「差し歯や詰め物の損傷」です。

差し歯や詰め物は保険適用のものでも、自由診療のもの(セラミックなど)でも、長持ちさせるためには歯医者さんでのメンテナンスが大切です。

定期的に歯医者さんでメンテナンスをしてもらい、歯周病やむし歯のリスクを下げ、差し歯や詰め物を長持ちさせ、ご自身の歯を1本でも多く守りましょう!

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