お知らせ
歯の神経を抜く 抜かない

スタッフ目線でお伝えする、都島区の歯医者/ゆう歯科クリニックのクリニックブログです。
今回は、スタッフIが【歯の神経を抜く 抜かない】について書いてみたいと思います。
歯が痛くなったとき、
こんなふうに考えたことはありませんか?
「うわ〜、虫歯かな。
めっちゃ痛いし、神経までいってしまってるかな。
歯医者に行ったら神経抜かれるだろうな、、、嫌だな、、、」
このような患者さんがクリニックに来られると、
大阪市都島区 ゆう歯科クリニックでは、
「できるだけ神経を抜きたくない」
と、様々な方法を考えます。
歯の神経を抜くことは
その後のお口の健康を大きく左右するので、
とても慎重な判断が必要です。
今回は、
どんな時に
歯の神経を抜くのか? 抜かないのか?
についてスタッフ目線で、わかりやすくお伝えしたいと思います!
「神経抜くかもな〜(T T)」と不安な方、
まずはこのブログを読んでみてください^^!
歯の神経を抜くのはどんなとき?
歯の神経(歯髄)は、
歯から感覚を伝えたり血液や栄養を歯に供給したりする役割を担っている大切なものです。
しかし、
虫歯や、強くぶつけるなどの外からの力によって歯の神経に炎症がおこると、痛みや腫れ、化膿を引き起こす原因になります。
そして、
炎症が治らないときや、歯の根っこの先に膿が溜まってしまったときに、神経を抜き、神経が通っていた管の内側を清潔にする治療が必要になる場合があります。
これが、
神経を抜く治療=根管治療と言われる治療です。
なんですが!!!
根管治療をすると、痛みや腫れは治りますが、
いいことばかりの治療ではありません。
神経を抜いた歯は弱くなるんです!!!
また、
歯が変色したりすることもありますので、
それが前歯だと・・・気になりますよね。
だから、
歯の神経は
できるかぎり保存することが望ましいのです。
残したいのです。
スタッフ目線でお伝えする!
歯の神経を抜く可能性のある症状
私がこれまでみてきた範囲で、
歯の神経を抜く治療になる可能性が高い症状を
あげてみたいと思います。
*あくまでも、スタッフ目線でのお伝えです。
お一人おひとり、歯の状態は異なりますので、
ご参考程度に^^。
【痛みがある場合】
ダントツ一位の症状は・・・
◉ 何もしていないのに痛むケース
神経が炎症(歯髄炎)を起こすことであらわれる自発痛(何もしていないのに痛む)は、痛みが強く、日常生活にも支障がでていることが多いです。
「歯が痛いんですーーー!!!」
とクリニックに駆け込むケースです。
次に多い症状は・・・
◉ 温かい食べ物を食べたときに痛むケース
神経が炎症を起こしていると、冷たいものに加え、温かい飲食物が歯にしみるようになります。
温度によって歯の痛みが起こる場合は、神経を抜く治療が必要なくらい歯の神経の炎症が進んでいる状態です。
さらに、意外に多い症状は・・・
◉ 歯ぐきから膿が出ているケース
虫歯や歯周病を放置して歯の神経にひどい炎症がみられる場合、細菌が歯の根まで感染を広げるため歯ぐきから膿が出ることがあります。
歯ぐきや歯の根に膿が発生すると、お口のトラブルだけでなく、全身に影響を及ぼす危険があるため、歯の神経を抜くなど早めに治療した方が良いのです。
あまりないケースですが、
こんなケースもあります・・・
◉ 歯に亀裂が入った・折れたケース
歯をぶつけた、歯にモノが当たったなどで歯が折れたりヒビがはいったりすると、歯の神経が炎症を起こすことがあります。
歯が外傷を受けると神経がむき出しの状態になり、感染症や炎症を起こす可能性が高まるほか、強い痛みをともなうケースがあります。
その場合、歯の神経を取り除き内側をきれいにして消毒する処置が必要になります。
◉ 被せ物(銀歯)治療で痛みが起こる可能性があるケース
虫歯が深く、神経までギリギリだった場合、虫歯を完全に取り除くために歯を削る量がどうしても多くなります。
ギリギリの状態で無理に神経を残したまま被せ物(銀歯)を付けると激しい痛みがでることがあります。そのため、歯を削る量が多い場合は神経を除去し、痛みをケアする処置が必要となります。
なので、
できるだけ虫歯は小さいうちに治療に来てくださいね。
【痛みがない場合】
痛みがなくても、
神経を抜かないといけない場合があるんです(T T)
◉ 痛みはないが神経が死んでしまっている
虫歯や炎症を長期間放置すると神経が死んでしまい、痛みがなくなります。
神経が死んだまま放置していると、次は細菌感染を起こし、ひどい口臭や、歯の根の先が化膿するなどの大変な状態になります。
また、細菌感染が歯を支えている骨や歯の外側まで拡大するリスクもあるため、死んでしまった神経を抜く治療がされます。
◉ 歯が変色している
歯が灰色や黄色に変色しているケースでも神経を抜く治療が必要になる場合があります。
歯の白さは神経の働きによって維持されていて、歯が変色しているということは、すでに神経が死んでしまっていて働きを失っていることを示しています。
この場合も歯の神経を抜く処置が選択される可能性が高いです。
歯の神経を抜くメリット?
歯の神経を抜くメリットってあるの?・・・
それが、2つあるんです。
「痛みがなくなる!」
「歯を残せる可能性が高まる!」
歯の神経を抜くことで、
痛みがなくなり、歯を抜くこと(抜歯)を免れる可能性が高まります。
お口の治療で一番取りたくない選択肢は、抜歯ですよね。
神経を抜く治療をすることで、
歯自体は神経があるときよりも弱くはなってしまいますが、
歯があると、ない、とでは、今後のお口や全身の健康状態に大きな影響を与えます。
一方・・・
歯の神経を抜くデメリット
歯の神経を抜くデメリットも
きちんとお伝えしておきますね。
いくつかデメリットはあるのですが、
ここではおもな3つをお伝えしたいと思います。
◉ 歯が弱くなり、歯の根っこが折れやすくなる
神経に通っている血管がなくなることで、歯に栄養や水分が供給されなくなるため、歯が弱くなります。
◉ 歯の根の先が歯周炎になりやすい
神経がある歯には免疫力が備わっていますが、神経を失った歯は細菌に対する抵抗力を失ってしまうため、感染症を引き起こしやすくなります。
◉ 歯が灰色や茶色に変色することがある
歯の神経を取ったことにより代謝機能を失った歯は、血液成分や歯の組織が代謝されずに歯の内側に溜まってしまうことで変色しやすくなります。
やっぱり歯の神経は残したいですよね- -;
虫歯や歯周病がひどく進行すると、
どうしても抜歯や神経を抜く治療になることがあります。
これらの治療は最終手段で、できるだけ受けなくていいようにすることが大切。
大阪市都島区 ゆう歯科クリニックでは、
できるだけ、可能なかぎり、歯を抜かない・歯の神経を抜かない治療を心がけています。
歯医者が苦手な子どもや大人の患者さんでも
安心して利用できる歯科医院を目指して、
先生・スタッフが全力です!!
歯や歯ぐきに少しでも「変だな?」があったら、
なるべく早く、見せにきてください!(^ ^)
今回のブログ、終わりです!!